The Fortunes「Here Comes That Rainy Day Feeling Again」
LP『Here Comes That Rainy Day Feeling Again』Capitol ST 809(1971)
 高校の時にシリア・ポールがDJをしていたラジオ番組で、70年代の日本でヒットした曲ばかりをかけた特集がありました。なぜかたまたまエア・チェックをしたのですが選曲があまりにも自分好みだったので、以来そのテープは宝物となりました。曲をざっと紹介すると… Edison Lighthouse「Love Grows (Where My Rosemary Grows)」、Hurricane Smith「Oh, Babe, What Would You Say?」、Paul Simon「American Tune」、Carole King「Jazz Man」、Alessi「Oh, Lori 」、Stories「Brother Louie」、Frankie Valli「Swearin' to God」…。今思えばスゴいポップ・センスの選曲です。誰が選曲していたか知りませんが80年代にこの選曲は渋いです。で、The Fortunesの「Here Cones That Rany Day Feeling Again」もこの特集でかかって、一発で気に入ってしまったのです。
 The Fortunesはイギリスはバーミンガム出身の5人組で、63年のデビュー当時はマージー・ビート然とした楽曲が多かったようですが、65年の「You've Got Your Troubles」のヒット辺りからコーラスを主体にしたポップ・グループに変貌していきます。この曲を書いたのがイギリスの名門ソングライター・チームRoger CookとRoger Greenawayのコンビで、更にTony Macaulayを加えた3人で共作された発展系と言えるのがこの「Here Cones That Rany Day Feeling Again」です。全米15位、日本でも「雨のフィーリング」という邦題でヒットし、この曲でThe Fortunesを知ったという方も多かったようです。
 ちょっと憂鬱な雨の日の朝を、そんなに悪くないかもと思わせてくれる数少ないナンバーです。